編物, 羊毛, workshop, 手作り工芸, 染色

染め直しのススメ

思うように染まらないことって、多々あります。

次の作品は、アラン模様のプルオーバー。ちょっと複雑な模様なので500g以上糸を紡がなければなりません。しかし手元にあるのが460gほど、微妙に足りません。

そこでこの連休中に100g追加分を染めることにしました。とにかく緑が出ればいいかなと思い、のげしという雑草を使いました。キク科の植物なのでそこそこ期待していたのですが、どこか物足りない…。

失敗だったかなと思いつつ、翌日ダメもとで染め直してみました。

主役ははるじおんです。貧乏草だとか、日本の侵略的外来種ワースト100に入るなど悪いことばかり言われている雑草。しかし染料としてはキク科の中でも抜群に優れていて、色合い・堅牢度ともにトップクラスです。

用意したバッツとの色もバッチリ!これで思う存分作品が編めそうです。

何度か染めをしていると、がっかりするくらいつまらない色になってしまうことがあります。でもそんな時は発色の良い染料で染め直してみることを、是非オススメします。思わぬ色と出会うこと、請け合いです。今回もいい体験をしました。