羊毛, 馬飼野牧場, 伝統工芸

カード織は楽し

馬飼野牧場ウール倶楽部10月の定例会にて。

12月の展示会企画を練りながら、染色とカード織を同時進行でしました。目の回る忙しさ…。

染めは青色のリクエストがあったので、手軽に染められるクチナシブルー液を使用。濃くは見えるものの、洗うと落ちます。作業をしていても手には色が付いてしまい、青色の染色は結構やっかいです。

染めがひと段落して、次はいよいよカード織に挑戦。整経台がない場合にはこれ!と言って椅子を逆さに机の上にのせると、にわかに整経台らしき物が登場。さすが織の先生、応用力が素晴らしいです。

カードに糸を通し終えたら、腰に紐を着けて羊毛を挟み込み固定します。いわゆる腰機(こしばた)です。

これはやってみたかった!遊牧民がテントを固定するための紐を織っている写真は山ほど見ていたので、興味津々でした。まさかカード織が腰機だったとは!

ただ問題は身体に固定してしまうので、途中で頓挫するのがやっかい。カードを回すので糸によりがかかりガチガチに。途中で反対側に回すのですが、ちょっと頭が白くなります。

ともあれ、長年の憧れであった腰機が出来たことで大満足の一日でした。